吹く風

人生万事大丈夫

2022年12月

↓これが、

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↓一食抜きを実践したおかげでこうなりました。

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 この結果を見て、いろんな反応がありました。

 健康センターのお医者さん
「よく頑張りましたね」

 母
「何でこんなに痩せたんね?」
「朝食を抜いたんよ」
「朝食を抜いた?そんなことしたら身体壊すよ。ちゃんと三食摂らんと」
「あんたは三食しっかり摂って糖尿になったやん」
「・・・」

 コンビニのおばちゃん
「病気でもしたと?病院に行って診てもらったほうがいいよ」
「医者から痩せれと言われた結果ですよ」

 久しぶりに会った友人
「脳梗塞のせいで痩せたんか?」
「脳梗塞で入院したのは2年前。あの入院のせいで、82キロまで肥えた。病院食がおいしかったんよね」

 医者から10キロ痩せろと言われている知人(二人いる)
「どうしたらここまで痩せるんね?教えて欲しい」
「とりあえず、朝食を抜くことから始めたらいいですよ」

 義弟
「義兄ちゃん、姉ちゃんからロクな物食べさせてもらってないんやろ?」と言って、お歳暮にお菓子の詰め合わせを送ってきた。

 今年ほど病院と縁のあった年はなかった。それは1月4日に母を大学病院に連れて行ったことに始まった。以降、毎月複数回母を病院に連れて行くことになる。
 5月に母が大学病院に入院。その前にいろいろな手続き(事前のコロナ検査、レントゲン検査、入院申請等)のために、何度も病院に通った。母の入院中は病院から何度も呼び出しを食らい、少なくとも週2回は大学病院に行っている。
 母は7月に退院をしたのだが、9月にまたしても入院。まあこれは、検査入院みたいなもので一日で退院したのだが、その前後に5月の入院の時と同じく、ぼくは何度も大学病院に足を運んだ。
 母の病院通いはその後も続き、今では皮膚科のお世話にもなっている。もちろん今もぼくが付き添っている。

 ぼく個人のことでいうと、1月に車を追突されてむちうち症になり、6月末まで整形外科通いをしたのだが、通った日数は78回だった。脳梗塞の再診が二ヶ月に1回で計6回、コロナのワクチン接種が2回、今月に入って歯医者に1回、耳鼻科に3回。すべてを足すと84回だ。
 この数字に母の病院を加えると、100回は優に超えている。
 もううんざりだ。来年は病院には行きたくない。

2001年12月31日の日記です。

 1977年12月31日、その日ぼくは、3ヶ月後に東京に出るなどとは、みじんにも思ってなかった。「さて、来年はどうなるかなあ」と、人ごとのように来る年を占っていただけだ。
 年が明け、正月が過ぎ、母は「今後どうするのか?」と聞いてくるようになった。最初は「考えてる」と答えていたのだが、その後そのことをしつこく言われるようになった。
 3月のある日、いつものように母が「今後どうするのか?」と聞いてきたので、思わず「東京に行く」と答えた。「じゃあ、東京に行け」ということになってしまった。翌月、ぼくは東京に出た。考えてみると、衝動がぼくの人生を作ったといえる。

 あれから25年経ったわけだが、相変わらずぼくは「さて、来年はどうなるかなあ」と、人ごとのように来る年を占っている。年齢と周りの環境と立場が少し変わっただけで、ぼくの本質は、あの頃と全く変わってないのである。

 ところで、東京に出て何かいいことがあったのかというと、まったくなかった。強いてあげれば、『ショートホープブルース』というオリジナル曲が出来たことくらいだろうか。
 あの歌を作った頃は無敵だった。
「この歌で、今までふられ続けてきた音楽業界に殴り込みをかける」と意気込んだものである。
 しかし、それも自己満足に過ぎなかった。そういうものを生活に結びつけるなどということは、夢のまた夢である、とわかったのはずっと後のこと。幾たびの歌のオーディションや、詩の投稿を通して、ぼくは自分が大した才能や運を持っている人間ではないということを覚ってからのことだった。それ以来、ぼくは夢を忘れた日々を送っている。
 さて、来る年はどういう年になるのだろうか。

 と、今年最後の日記をまとめたところで、一句。
「すす払い 出てくるものは ゴミとグチ」
 来年もよろしくお願いいたします。


oraiさん、こんにちは
毎朝詩情あふれるモノクロの世界を届けてくれて、ありがとうございます。
来年もよろしくお願いいたします。
よいお年をお迎え下さい。

1,昨日の記事の訂正
 昨日の記事の冒頭、数字の掲載ミスをしていたので書き直しました。会社のおかしなシステムのせいで、自分の数字の感覚もおかしくなってしまったようです。もしかしたらまだ間違っているかもしれません。

2,昨日の記事について
 昨日の記事はもっと複雑な文章だったのです。なかなか納得出来る文章にならないので、何度も何度も書き直し、そのうち自分で何を書いているのがわからなくなっていった。しかたなくまた一から書いていき、最終的に昨日の文章に落ち着いた次第です。
 数字に間違いは、書き直ししていた時に使っていた数字を、そのまま貼り付けたことにありました。記事をアップする前にちゃんと確認すればよかったのですが、朝早く出かけなければならなかったので、それが出来なかったのです。

3,来年の抱負
 最近過去の日記を読み返していて思ったことがあります。当時のぼくの日記は文字数がかなり多いのです。伝えたいことだけを書けば、半分以下の文字数で終わったと思うのですが、当時は昨日の日記と同じく、納得いくまで何度も何度も書き直していました。そのせいで文章が複雑になり、文字数が増えていったというわけです。
 ある時、文字数が増えると書く方も読む方も疲れてしまうということに気づき、それ以降文字数を減らしていったのですが、その結果がここ数年来の日記の形態です。
 しかし文字数が増えると、やはり以前のように複雑な文章になってしまう。そうなると時間はかかるし、昨日のようなミスも起こる。ということで、そのミスを避けるためにも、来年からは「シンプルが一番」ということを肝に銘じ、書いていくことにします。

 ぼくの今年の有給休暇数は、今年付与された休暇数20日と前年の未消化分5日を合わせて25日だった。今年取った年休数は20日。残った有給休暇数が5日だから、ぼくの計算で行くと来年も25日有給休暇が取れることになる。ところが先日、来年度の有給休暇のお知らせがあったので見てみると20日しかない。
 さっそく地域担当者に連絡した。すると担当者は、
「うちの場合、これが普通なんです」と言う。
「これが普通?」
「以前、しんたさん同様おかしいと言って来た人がいてですね、その時こちらから総務に聞いてみたんです。すると総務の回答は『そうなっているものですから』でした」
「そうなっているって、どうなってるん?」
「うちの会社は、他社同様前年の有給休暇の未消化日数を繰り越してはくれるけど、その年の休暇はその年に付与された有給休暇日数から先に消化することになっているらしいんです」
「それっておかしいやろ?」
「はいおかしいです。でもそうなってるんです」
 ぼくはこれまで二度転職しているが、こんな有給休暇のシステムは初めてだ。

 昨日、同業者の方が来たので、そのことを話すと、
「変なシステムですね。うちは古いのから消化していきますよ。常識じゃないですか」とおっしゃった。
 うちの会社はおかしいんだ。

 一昨日、職場の若手社員(と言っても30代半ばだが)との会話。

「ぼく、結婚しない方がよかったと思うことが、よくあるんです」と彼が言った。
「何で?」とぼくが聞くと、
「一人の方が何かといいでしょう。気が楽だし」と言う。
「そうかねえ?」
「しんたさん、そんなことを思うことはないんですか?」
「うん。逆に結婚してよかったと思うことはあるけど」
「えっ、どうして結婚してよかったと思うんですか?」
「だつて、据わりがいいやん」
「据わりがいい・・・?」

 ぼくは、どうして自分が「据わりがいい」と言ったのかわからない。とっさに出た言葉なのだ。その会話があった後、ずっとそのことを考えているが、結局わからないでいる。
 考えれば考えるほど、あの場面では「据わりがいい」が最適の言葉だったと思えてくるのだ。何の据わりがいいのかは、二日経った今もわからないが。

―もうずいぶん前から
 この街は息をしてない

駅前には背の高いビルが
いくつも並んでいて
ちょっと見は都会だ。
だけど人影はまばらで
独りよがりなオブジェを
見ているような気になる。

―もうずいぶん前から
 この街は息をしてない

駅前がまだ平屋だった頃は
この街をひっきりなしに
走っていたチンチン電車が
深呼吸でもするかのように
多くの人を吐き出しては
多くの人を吸い込んでいた。

―もうずいぶん前から
 この街は息をしてない

とはいえ年号で見ると
それは遠い昔の話ではなく
どちらかというと最近の話だ。
空はくすんでいたけど
この街は虹を描いていた。
それが街の誇りでもあった。

―もうずいぶん前から
 この街は息をしてない

あんなこととか、そんなこととか
色んなことがあった一年だったけど
それを暗い一年だったとか
つまらない一年だったと捉えると
きっときっと来年だって
暗くて暗い、つまらなくてつまらない
そんな一年になるはずだ。
だからだから今年は
暗くてつまらない一年だったと
思わないことによう。

そんなこととか、こんなこととか
色んなことがあった一年だったけど
これを楽しい一年だったとか
充実した一年だったと捉えれば
おそらくおそらく来年だって
楽しくて楽しい、充実して充実した
そんな一年になるはずだ。
だからだから今年は
楽しくて充実した一年だったと
思うことにする。

1,
夜中、強く吹く風の音に目が覚めた。
少しぼやけた意識の中から、徐々に現実がよみがえる。
ああ、そうだった。今日はクリスマスイブだった。

サンタがいると信じていた幼い頃を思い出す。
「あんなに細いお風呂の煙突から
どうやって太ったサンタが入ってくるのだろう?」
あの頃は、いつもそんなことを考えていた。
結局正体を見たわけではないが、何となく
「サンタはおかしい」と思うようになり、
サンタさんはいつしかぼくの中で消滅したのだった。

2,
夜中、強く吹く風の音に目が覚めた。
少しぼやけた意識の中から、徐々に現実がよみがえる。
ああ、そうだった。今日はクリスマスイブだった。

「もしぼくが小さな子供で、
今のように頻尿だったとしたら
サンタの正体はバレバレだな」
そんなことを思いながら、ぼくはトイレに行った。

 3日前にもらったマイナポイント(dポイントをもらう)、特に買いたい物などなかったのだが、気がついたら16000ポイントも使っている。もらったのは20000ポイントだったから、すでに8割使ったことになる。

 16000ポイントをいったい何に使ったのかというと、薬と宝くじと作務衣だ。
 薬を買ったのはd払いが出来るマツキヨで、痔の薬(しんた分)、膀胱炎の薬(嫁さん分)、養命酒、整髪料で、7000ポイントを利用。実に痛々しい夢のない買い物になってしまった。

 これではいかんと思い、少しでも夢のある物を買おうと選んだのが宝くじだ。前に嫁さんが、
「しんちゃんは、今年宝くじが当たる運を持っているらしいよ」
 と言っていたのを思い出したのだ。懐が痛むわけではないからと、これまでまったく縁のなかった宝くじ公式サイトを開き、会員登録をして、3000ポイントを利用した。一応夢のある物を買ったわけだ。

 続けて買ったのが作務衣。現在ユニクロで買ったスエットを部屋着として使用しているのだが、去年買ったのがすでに伸びきってしまっている。やはり部屋着はスエットより作務衣がいい。実は昨年スエットを買うまで、部屋着は作務衣だったのだ。
 そこでアマゾンを開いてみたら、なんと作務衣が初っ端に出てきた。これは買えということだろうと思い、さっそく手を打った。そこで6000ポイントを消費した。

 さて、残った4000ポイント、これはもう遣い道か決まっている。以前付き合いで、ファミマのクリスマスケーキを予約したのだが、それに充てることにした。

 ということで、20000円分のマイナポイントは、1週間も持たずに終わってしまうわけだ。そういえば2年前の定額給付金も、同じようにあっけなく終わったんだった。こういった人生のオマケのような収入は、身につかないようになっているものなのか。

 今朝は何も降りて来ません。きっと日記の神様が、まだ眠っているのでしょうね。そんな日もあります。
 昔の記事を読んでいたら、こういうのがありました。

『日記の神様』

ある本に「毎日日記を書かねばならない、
などと自分を縛ってしまうと、
字数ばかりを整えるようになり
冒険が出来ずに面白味がなくなる」
といったようなことが
別のたとえで書いてあった。
冒険が出来ずに面白味がないということは
ありふれた内容になるということだ。

長いこと日記を書いてきたおかげで
そういうことがわかりすぎるほどわかる。
数年前、自分に「毎日書く」という
宿題を課してしまったために
あまり冒険をしなくなったことがある。
そうなると何を書いても面白くない。
ということで、それが吹っ切れるまで
書くことをやめたのだった。

今は違う。以前のように
自分に宿題を課したりせず、
日記の神様に頼むことにしたのだ。
おかげで冒険を超えた冒険が出来るようになった。
時には神様との交信がうまくいかず
日記の更新が遅くなることもあるが
神様はいつも答を用意してくれる。
・・・・ほらね。
  (2011年3月25日)


 今日はその「・・・・ほらね。」がまだなのです。日記の神様、早く起きてくださいな。

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