夏休みの終わり頃、空はいつも雲が覆っていて、少し湿った風が吹いていた。クラゲの出ている海にはもう行けないし、プールも少し肌寒い。夏休みが始まった頃、頻繁にやっていた草野球も、すでに飽きていた。
やることがないのかというとそうではなく、今まで手をつけなかった宿題が机の上に積み上げてある。これをやらなければならない。
しかしぼくは、『宿題、宿題』と思いながらも、夏休みに習慣となってしまった、モーニングショーやお昼のメロドラマなどを見ていた。
やることがないのかというとそうではなく、今まで手をつけなかった宿題が机の上に積み上げてある。これをやらなければならない。
しかしぼくは、『宿題、宿題』と思いながらも、夏休みに習慣となってしまった、モーニングショーやお昼のメロドラマなどを見ていた。