1,
朝外に出てみると、11月のちょうど
紅葉の盛りの頃のようなにおいがしていたな。
それに銀杏のにおいなんかが加わると
完璧な11月になってしまう。
これから寒くなっていくにつれて
このにおいを嗅ぐことが多くなるだろう。
そしてその時にまた、ぼくの右脳は
銀杏のにおいをイメージすることだろう。
2,
それはそうと、今日は休みだった。
休みだったが、いつものように嫁さんを
会社まで送って行った。
嫁さんが降りたあとのこと
助手席に目をやると、「えっ!?」
何とそこに乗車しているヤツがいるではないか。
いや、助手席に座っているのではない。
助手席の窓の外側にへばりついているのだ。
嫁さんの会社まではずっと幹線なので
途中、ヤツが乗車出来る場所はなかった。
ということは、ヤツは家から乗ってきたのだろう。
しかし、よく60キロくらい出ている車から
振り落とされなかったものだ。先っぽが
ぷくっと膨れたあのユーモラスな足の指には
相当な吸引力があるものと思われる。
「よく頑張った」だ。とはいうものの
今日の風は身に応えただろうな。
カベチョロくん。
朝外に出てみると、11月のちょうど
紅葉の盛りの頃のようなにおいがしていたな。
それに銀杏のにおいなんかが加わると
完璧な11月になってしまう。
これから寒くなっていくにつれて
このにおいを嗅ぐことが多くなるだろう。
そしてその時にまた、ぼくの右脳は
銀杏のにおいをイメージすることだろう。
2,
それはそうと、今日は休みだった。
休みだったが、いつものように嫁さんを
会社まで送って行った。
嫁さんが降りたあとのこと
助手席に目をやると、「えっ!?」
何とそこに乗車しているヤツがいるではないか。
いや、助手席に座っているのではない。
助手席の窓の外側にへばりついているのだ。
嫁さんの会社まではずっと幹線なので
途中、ヤツが乗車出来る場所はなかった。
ということは、ヤツは家から乗ってきたのだろう。
しかし、よく60キロくらい出ている車から
振り落とされなかったものだ。先っぽが
ぷくっと膨れたあのユーモラスな足の指には
相当な吸引力があるものと思われる。
「よく頑張った」だ。とはいうものの
今日の風は身に応えただろうな。
カベチョロくん。