ぼくの住むマンションの入口や
エレベーターにある掲示板には
管理組合からのお知らせが、
回覧板代わりに何枚も何枚も貼っている。
そこにはエレベーターの点検や、
マンション廊下のワックスがけなどの
実施予定日時が書かれていて、
その都度都度に貼り替えられている。
何枚も貼っているおかげで、
嫌でもそれが目について、
嫌でもそれを読んでしまう。
おかげで外出や商品搬入などの予定が立つし、
わりと役に立っている。
それはそれでいいのだが、
その都度都度に目を疑うことがある。
一月も二月も三月も、その他のどの月も
「梅雨の候」で文章が始まっているのだ。
最初にそれを見つけたのは一昨年末で、
それから毎度同じ出だしなので、
「梅雨の候」というのがマンションお知らせ文章の
慣例となっているのかと思ったほどだ。
おそらくは「お知らせフォーマット」があって、
そこに行事や日時を書き入れていくだけで、
時候の挨拶などは無視してしまっているのだろう。
おかげでぼくの住むマンションは、
年がら年中梅雨の盛りだ。
エレベーターにある掲示板には
管理組合からのお知らせが、
回覧板代わりに何枚も何枚も貼っている。
そこにはエレベーターの点検や、
マンション廊下のワックスがけなどの
実施予定日時が書かれていて、
その都度都度に貼り替えられている。
何枚も貼っているおかげで、
嫌でもそれが目について、
嫌でもそれを読んでしまう。
おかげで外出や商品搬入などの予定が立つし、
わりと役に立っている。
それはそれでいいのだが、
その都度都度に目を疑うことがある。
一月も二月も三月も、その他のどの月も
「梅雨の候」で文章が始まっているのだ。
最初にそれを見つけたのは一昨年末で、
それから毎度同じ出だしなので、
「梅雨の候」というのがマンションお知らせ文章の
慣例となっているのかと思ったほどだ。
おそらくは「お知らせフォーマット」があって、
そこに行事や日時を書き入れていくだけで、
時候の挨拶などは無視してしまっているのだろう。
おかげでぼくの住むマンションは、
年がら年中梅雨の盛りだ。